
結婚できない娘と孫
もちろん、直接言葉にしないとしても、気持ちは間違っていないでしょう。
親は娘の結婚を待っているのではなく、孫の誕生を待っています。
もちろん、直接言葉にしないとしても、気持ちは間違っていないでしょう。
しかし、娘がなかなか結婚できない状況を見ていると、だんだんと心配になってきます。
孫の顔を見られないのではないかという心配です。
娘さんも結婚できないわけではなく、これまで結婚したいと思う男性と出会わなかっただけですから、当人に問題があるわけではないでしょう。
お母さんは娘の顔を見るたびに、結婚の話をするようになってきます。
そして、そのことで親子けんかをしてしまうと、その後は会話がなくなりお母さんはため息ばかりになります。
実はこのような状況になってしまう家族は少なくありません。
もちろん、女性の結婚年齢が高くなってきたことは事実です。
生涯未婚の女性も少なくありません。
ただ、子どもを埋める年齢に限りがあることも医学的な事実であり、それを別の方法でカバーすることはできないでしょう。
このような状況でお母さんにできることがあるのでしょうか。
残念ながらありません。
できるとしたら、温かい目で娘を見守ることだけでしょう。
結婚できない娘と母親の関係で共通していることがあります。
それは姉妹のように仲の良い関係だという点です。
もちろん、それ自体が悪いことではなく、結婚できない娘がお母さんと仲良しのパターンが多いのです。
仲が良すぎて、男性が間に入りにくくなってしまうのでしょうか。
夜は一緒に晩御飯を食べるとしても、日中は会社にいますから、1日の大半はお母さんよりも他の人と話をしているでしょう。
職場の上司と付き合っているなら、なおさらのことです。
娘が結婚できないと心配しているなら、まずは娘との距離を置くことです。
一緒に住んでいるなら、一人暮らしをすすめましょう。
30歳を超えて、親に面倒をもらっているようでは結婚もできないはずです。
一人暮らしをすることで、いろいろなことが見えてきます。
自分のこと、親のこと、男性のことなどを考えるでしょう。
そこから、新しい人生が見えてきます。
そこには結婚相手と自分の子ども、つまりお母さんにとっての孫がいるでしょう。
孫の顔を見たいなら、じっと待っていなければなりません。